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業務用回転釜で気を付けたいバックファイアとは

便利な業務用回転釜ですが、使用するうえで気をつけたいポイントがあり、そのひとつがバックファイアという現象です。やけどやケガ、機器の破損などのリスクがあるので、しっかり対策すべきです。

ここでは、業務用回転釜を使用するうえで知っておきたいバックファイアについて説明します。

バックファイア(逆火)現象とは

バックファイア(逆火)現象とは、燃焼しきれなかったガスがバーナー内部に残り爆発し、火が戻って出てくる現象のことです。

本来出てくる場所ではない場所から火が出るため、火傷や引火の可能性があります。

発生する原因にはバーナーの経年劣化や整備不良、内部のツマリや炎口の穴径が変わることが挙げられるので、日常的なメンテナンスが大切です。

バックファイア現象の種類

バックファイアには「持続性逆火」と「フラッシュバック」の2種類あります。

「持続性逆火」は火口の先端が塞がっていると起こる現象で、ミキサー部に滞留した火が吹き出します。「シュー」という音がするので、ひとつの判断基準になるでしょう。

「フラッシュバック」はホース内に混合ガスができたときに発生する現象で、火が供給元まで戻っていくので、機器自体が破損する可能性が高くなります。

バックファイア現象の原因

バックファイアの原因として、以下のポイントが挙げられます。

メンテナンスで防げるものも多いので、日々の管理が重要です。マニュアルや取扱説明書をすぐ取り出せる場所に置いておき、ていねいに取り扱いましょう。

また、耐用年数については使用頻度や使用する環境によって異なり一概にはいえません。あきらかに経年劣化しているものは、バックファイアの危険性があるかもしれないので買い替えを検討してもいいでしょう。

業務用回転釜のバックファイア対策

バックファイアによるケガややけどを防ぐため、のぞき窓で種火を確認しながら点火しましょう。

また、業務用回転釜は、モデルによって点火コックの向きが異なるので、点火前に確認しておくといいでしょう。

調理終了後は、点火コックやガスの元栓など閉めたかどうか確認したり、火口に汚れやモノが詰まっていないか確認したり、次に使うときに向けてチェックしてください。

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編集チームのまとめ

バックファイアについて解説しました。バックファイアには「持続性逆火」と「フラッシュバック」の2種類あって、やけどや機器の破損といったリスクがあります。バックファイアを起こさないためには、日頃のチェックやメンテナンスが重要です。

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参照元:中井機械工業公式HP(https://www.nkm.co.jp/products/12846/)
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