農産物加工業界で使える業務用釜の事例

農産物加工業界では、さまざまな農産物を加工して出荷・販売するために、調理釜は必要不可欠です。一度に多くの農産物を加工することができるので、効率よく加工品を生産できるでしょう。ここでは農産物加工業界において欠かせない業務用釜について、メーカー製品の事例を紹介しながら、農産物加工にはどのような釜が必要なのかも一緒に解説していきます。農産物加工用の調理釜をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

農産物加工業界にはどんな釜が必要?

農産物加工における業務用釜の出番は、多岐にわたります。野菜や果物を収穫して生鮮果実として市場に出荷するだけでは、やはり限界があるでしょう。形が悪いもの、不揃いのもの、キズがついているものは、生鮮果実として出荷することはできません。しかしどれも味はそのままで、見た目だけの問題です。

そこで農産物加工が可能な釜を使えば、ジュースやジャム、ピューレ、ゼリー、ケチャップなどに加工して製品化できます。結果的に無駄や廃棄が出ず、食品ロスの削減にも一役買います。また加工品は生鮮果実と異なり一年中販売できるため、これまで厳しかった閑散期の売上が上がり、農園・農家の安定した収入につながります。

しかし問題は、加工品を作るために手間が増えてしまうことです。自動で動く業務用釜であれば、自動で作動しながら加工品を製造してくれます。また温度管理も電動で正しく行うことで、より品質の高い加工品づくりが可能です。

農産物加工業界の導入事例

当サイトで紹介しているメーカーの中から、農産物加工業界で使える釜や撹拌機の中からおすすめの業務用釜を紹介します。農産物加工業界で業務用釜をお探しの方はぜひ参考にしてください。

服部工業株式会社(ヴェスタHEK-VP)

農産物加工業界の導入事例1
引用元:服部工業株式会社公式HP(https://www.hattorikogyo.com/product_search/jidotairyochori/item_2)

製品の詳細

製品名 ヴェスタHEK-VP
品番 HEK-VP40・60・80・100・150・200・300
寸法 幅1044mm×奥957mm×高さ1000/1576m~幅1560mm×奥1148mm×高さ1000/2110mm
熱源 電気
容量 40~300L
用途 煮物・汁物・炒め物・スープ・茹で物・お湯沸かし・ジャム・ソース・クリーム・あんこ・おかゆ

参照元:服部工業株式会社公式HP(https://www.hattorikogyo.com/product_search/jidotairyochori/item_2

製品の特徴

タッチパネルを搭載しており、細かな温度や時間のコントロールが可能なモデル。HACCP対応で、調理データの自動記録ができます。また9つの撹拌プログラムを搭載し、調理物に合わせたプログラムの追加も可能。ほおっておくだけで調理が完了します。同じ量の製造でも、作業時間が大幅に削減できます。

株式会社サンフードマシナリ(回転式蒸気二重釜HC-SP)

農産物加工業界の導入事例1
引用元:株式会社サンフードマシナリ公式HP(https://www.sunfood-m.co.jp/item-agricultural.htm#hc-sp)

製品の詳細

製品名 回転式蒸気二重釜
品番 HC-SP
寸法 公式サイトに記載なし
熱源 電気・ガス
容量 60L・90L・120L・150L・180L・240L
用途 スープ・ジャム・肉・魚などの煮炊

参照元:株式会社サンフードマシナリ公式HP(https://www.sunfood-m.co.jp/item-agricultural.htm#hc-sp

製品の特徴

回転式で出し入れしやすく、スムーズな作業が可能です。スープやジャム、肉類や魚の味付けなどに用いられ、6種類から容量を選択できます。本製品の使用には、蒸気ボイラーが必要です。

農産物加工のトレンド「6次産業化」への第一歩

現在、農業界で大きなキーワードとなっているのが「6次産業化」です。6次産業化とは、農産物の生産(1次産業)だけでなく、加工(2次産業)、販売(3次産業)までを生産者が一体となって行う取り組みのこと。これらを掛け合わせる(1×2×3=6)ことで、農家の所得向上や地域ブランドの確立を目指すものです。

この6次産業化において、最もハードルとなるのが「加工」の工程です。しかし、適切な業務用釜を導入することで、これまで廃棄していた規格外野菜や果物を、ジャムやペースト、ジュースといった付加価値の高い商品に生まれ変わらせることができます。業務用釜は単なる調理器具ではなく、農園のビジネスモデルを大きく飛躍させるための重要な投資と言えるでしょう。

農産物加工向け業務用釜を選ぶ際の3つのポイント

農産物加工に特化した業務用釜を選ぶ際は、以下のポイントを押さえておくことが重要です。自社の加工目的に合った機能を備えているか、しっかりと比較検討しましょう。

焦げ付きを防ぐ「撹拌(かくはん)機」の有無

フルーツジャムや野菜ピューレ、あんこなど、粘度の高いものを煮詰める農産物加工では、底の焦げ付きが一番の課題となります。人の手で長時間かき混ぜ続けるのは重労働であり、やけどなどの労災リスクも伴います。

そのため、自動でムラなく混ぜてくれる「撹拌機(ミキサー)」が搭載された釜を選ぶのがおすすめです。撹拌羽根の形状や回転速度を細かく調整できる機種であれば、果肉の形を残す、なめらかなペーストにするなど、素材の風味や食感を活かしたこだわりの加工が可能になります。

自社の環境に合った「熱源(電気・ガス・蒸気)」

業務用釜の熱源には、主に電気、ガス、蒸気の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。

電気式は温度管理が正確で火を使わないため安全性が高く、室温も上がりにくいため作業環境を快適に保てます。ガス式は立ち上がりが早く、強い火力を求める場合に有利です。蒸気(スチーム)式は、二重釜の隙間に蒸気を通して全体を包み込むように柔らかく加熱するため、最も焦げ付きにくく大量のデリケートな調理に向いていますが、別途ボイラー設備が必要になります。加工場のインフラ環境に合わせて最適な熱源を選びましょう。

衛生管理(HACCP)への対応しやすさ

食品製造事業者に対してHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理が義務化されており、農産物加工への新規参入時も例外ではありません。そのため、釜本体がサビや腐食に強いステンレス製であること、撹拌用の部品などを簡単に分解して洗浄できることが求められます。

また、最新の機種では調理時の温度や加熱時間を自動で記録し、データとして残せるモデルも登場しています。衛生管理の記録にかかる手間を大幅に削減できるため、HACCP対応機能の有無は必ずチェックしておきたいポイントです。

高額な初期費用を抑える「補助金」の活用

高性能な業務用釜や撹拌機は、導入費用が数百万円規模になることも珍しくありません。そこでぜひ検討したいのが、国や自治体が提供している「補助金」や「助成金」の活用です。

6次産業化に関しては、新しい加工品の開発や生産性向上のための設備投資として、業務用釜の購入費用の一定割合を補助してくれる制度がありますし、地方によってはさらに推進する動きもあります。

また、各都道府県や市区町村でも、地産地消や地域農業の振興を目的とした独自の補助金制度を設けているケースが多くあります。公募期間や採択条件があるため、加工品のアイデアが固まり、業務用釜の導入を検討し始めた段階で、商工会議所や自治体の農政担当窓口に早めに相談してみることをおすすめします。初期投資の負担を減らすことで、より高機能な自動化釜の導入も視野に入ってくるでしょう。

参照元:地域資源活用価値創出(6次産業化)の推進について - 愛知県(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shokuiku/aichi6jisangyo.html

編集チームのまとめ

農産物加工には業務用の釜が欠かせませんが、加工品を作ることが時間的・精神的負担にならないように、できる限り手間を増やすことなく加工品が製造できるものがおすすめです。自動のものであれば、作業の準備をしてスイッチを押すだけなので、手間がかかりません。

生鮮果実のみならず加工品が売れれば、手間を増やすことなく売上がアップします。見た目に少し問題はあるけれど味は抜群の生鮮果実で加工品を作るなら、農産物加工品に適した業務用釜を見つけましょう。

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おすすめ回転釜シリーズ3選
食品工場のスタイル別におすすめの釜を厳選しました。自社に合った機能を持った釜メーカー探しにお役立てください。
多品目を自動で調理
したいなら

ヴェスタシリーズ
メーカー:服部工業

ヴェスタ HEK-VP
引用元:服部工業公式HP
(https://www.hattorikogyo.com/product_search/jidotairyochori/item_86)
ヴェスタ HEK-VM
引用元:服部工業公式HP
(https://www.hattorikogyo.com/product_search/jidotairyochori/item_85)
ヴェスタ HEK-VC
引用元:服部工業公式HP
(https://www.hattorikogyo.com/product_search/jidotairyochori/item_87)

全自動で人件費削減と
生産性UP

  • 炒め物から冷却まで、1台で多様な調理が可能。各メニューの専用機械の購入が不要となり、コストを削減できる
  • ボタンを押すだけで自動調理してくれるほったらかし調理で最大80%(※)の時間短縮となった例も

公式HPから
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単品メニューの調理
したいなら

CD型 攪拌機シリーズメーカー:中井機械工業

CD-3号巻上げ式 200Lガス釜取付例
引用元:中井機械工業公式HP
(https://www.nkm.co.jp/products/11642/)
CD-2号首振り式 140L蒸気釜取付例
引用元:中井機械工業公式HP
(https://www.nkm.co.jp/products/11642/)
CD-2号首振り式 65Lガス釜取付例
引用元:中井機械工業公式HP
(https://www.nkm.co.jp/products/11642/)

無駄を省いた
シンプル設計

  • 複雑なメニュー変更や設定の切り替えは必要なし。同じメニューを繰り返し作る工程におすすめ
  • 必要最低限の機能のみを備えているため、トラブル・故障の発生や導入コストを抑えられる

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超大容量調理
したいなら

大型炒め機シリーズ
メーカー:カジワラ

大型炒め機KRS+M(ガス加熱)
引用元:中井機械工業 公式HP(https://www.nkm.co.jp/products/11642/)
チャーハン用電磁スチームKRS+MX(IH+蒸気加熱)
引用元:中井機械工業 公式HP(https://www.nkm.co.jp/products/11642/)
ハイブリッド加熱撹拌機電磁スチームKRS+M
引用元:中井機械工業 公式HP(https://www.nkm.co.jp/products/11642/)

生産量・製造ラインの
拡張に貢献

  • 取り扱いメーカーが少ない1,000Lの釜で超大量調理が可能。設置面積あたりの生産量が多く省スペース
  • 軸封・菌溜りのない構造で、大きくて洗いづらい釜の衛生管理も簡単にできる

公式HPから
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