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業務用回転釜下の床材

業務用回転釜下の床材について把握することは重要です。適した床材や施工方法を知っていると長期的に使用できますし、リフォームのタイミングも分かってくるでしょう。快適な調理環境を構築して、調理師の負担軽減にもつながるはずです

塗床は剥離しやすい

回転釜下の塗床は剥離しやすい箇所です。お湯をはじめとした大量の液体を取り扱う以上、調理中にこぼれることも多いため、塗床には大きな負担がかかります。熱水がこぼれると、熱膨張も起こるでしょう。熱水だけではなく、冷水も流れるはずです。

熱さと冷たさの負担を日常的に受けるわけですから、悪条件としかいえません。伸びる、縮むが何度も起これば、コンクリートと塗床の接着部分は引っ張られます。結果、限界がくると剥離して浮き上がるのです。

業務用回転釜の下に適した床材

業務用回転釜下に適した床材を考えたとき「滑りにくい」「清掃と洗浄がしやすい」「耐久性が高い」などの内容は最低条件です。また、最低条件を満たした素材でも環境次第で適していないケースもあります。

厨房では耐熱性の高いものを選ぶのが必須です。そのため、コンクリートまで熱が伝わりづらい塗床材が適しています。とくに水性硬質ウレタンは、120度の熱水に耐えられるのが強みです。

床をダブルピット施工にする方法もある

通常、釜周りの水分は外に散らないように床面よりも1段落としたり、土手状に囲ったりして対策します。

ただし、内釜清掃時に水分を流すとピットの中に水が回って本体の脚部分に汚れが付着する問題が出てくるのです。ダブルピット施工は、1段階ではなく2段階床を下げます。1段目で釜周りの水滴を受けて、2段目の深い部分で水分を捕る仕組みです。釜周辺の衛生面に配慮した造りになっています。

床下にある程度の深さが必要

ダブルピット方式は2段目を作らなければなりません。そのため、床下にはある程度の深さが求められます。つまり厨房によっては施工できないケースがあるのです。新築の建物に厨房を設置することが前提なら、設計段階でプランに入れたほうがいいでしょう。

その他場所ごとに適した床材

厨房以外に適した床材は異なります。作業場や通路、消毒液の保管エリアやドライエリアに適した床材をチェックしてみてください。

作業場・通路

作業場や通路は物理的負担が大きなエリアです。多くの人が行き交いますし、重いものを台車で運ぶことも多いです。日常的に大きな負担がかかり続ける場所のため、耐衝撃性や耐摩耗性を考えた床材を選びましょう。適しているのは、エポキシ樹脂や水性硬質ウレタンのような塗床材です。

過度に厳しい環境でなければエポキシ樹脂が適しています。厳しい環境なら水性硬質ウレタンです。仕上げは平滑タイプや防滑タイプがあります。

消毒液の保管エリア

薬剤に耐性を持ったエポキシ樹脂系の塗床材が適しています。消毒液や漂白剤などがこぼれたときに耐性がないとトラブルに発展するからです。薬剤次第で塗膜が軟らかくなり、変色などが起きます。ただ、エポキシ樹脂でも対応できない薬剤もあるため注意が必要です。

その場合、ビニルエステル系の塗床材が適しています。酸でも高濃度、アルカリ、有機溶剤にも耐性があるからです。どんな薬剤を保管、使用するのかを考えた上で、条件に合わせてエポキシ樹脂かビニルエステル系にするか慎重な判断が求められます。

ドライエリア

ドライエリアは常に乾いた状態を保たなければなりません。適しているのは長尺シート床材です。とくに骨剤が練り込まれているものが適しています。防滑性が特徴で、濡れても滑りにくいです。表面に凹凸がないため汚れの付着対策も期待できます。

長尺シート剤は荷重により沈み、防滑用骨材が表面に出てくるため、滑りにくいのです。すり減りにも強いですし、耐摩耗性を備えています。ドライエリアで長期的な使用ができるものを選びたいなら、長尺シート床材を検討してみてください。

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※1 2023年12月25日調査時点
参照元:服部工業公式HP(https://www.hattorikogyo.com/business/chubo.html)

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